DeNA中畑清監督(60)が8日、3年目の北方悠誠投手(20)に奮起を求めた。昨年の奄美大島秋季キャンプで150キロ超えの直球を連発し、中継ぎ投手として期待をかけるが、この日のフリー打撃でも調子が上がらず。

 明らかなボール球を連発した姿に、「昨日のブルペンは、いい情報が入っていたんだけど、打者を立たせたときにストライクゾーンに球が来ない。まだ未完成。彼が戦力になってくれると、うちは変わってくるんだけど。今日は残念です」と厳しかった。

 それでも、期待の若手だけに、粘り強く見守る意向。「ストライクゾーンに来れば使える投手。細かい制球は全く気にしてない。俺がどこまで我慢できるか。北方と俺の勝負かな」と話した。