ヤクルト小川淳司監督(56)が「厳しさ」を巻き返しのテーマに掲げた。30日、秋田から空路で岡山に移動後、全体練習を行った。

 現在29勝37敗2分けの5位で首位巨人とは10ゲーム差。7月1日から3連戦を戦う4位阪神とは、3ゲーム差にある。

 小川監督は「チームが勝つことが大前提。そのためにどうするか。勝つためのアプローチの1つとして、厳しさは出していかないと。俺自身の甘さはダメだと思う。いい方に出るかは別にして、考えていく」と宣言。

 28日巨人戦(秋田)では、失点につながるトンネルをした森岡を途中交代させた。「トンネル、イコール交代じゃない。でも(戦う)姿勢がないなら即交代もあり得る。チームが勝つための方法を考えたらそういうこともあると思う」。

 普段は温厚な指揮官だが、浮上に向けて厳しい態度も見せていく覚悟だ。