今季限りで現役を引退するソフトバンク江尻慎太郎投手(37)が24日、ヤフオクドームで行われたファンフェスタで引退セレモニーを行った。

 「北海道、横浜、福岡と日本を縦断してプロでやるとは思いませんでした。福岡に来てよかったです。僕はホークスが大好きです。13年間ありがとうございました。またどこかで会いましょう」とあいさつ。

 花束を持ってきた娘には「(単身赴任で)さびしい思いをさせてしまったけれど、投げているパパが好きという言葉を胸に頑張ったよ」と伝えた。

 最後はナインから胴上げされ7度宙を舞った。誰かから靴を脱がされるなど愛された男は、涙を見せず笑顔で球場を後にした。