京大くんは頭脳だけでなく、体力も抜群だった!

 新人の体力測定が20日行われ、ドラフト2位田中英祐投手(22)が背筋力で475Nm(ニュートンメートル)を記録。

 これは測定を始めた11年からの5年では新人投手の最高値で、昨年の新人王石川の419を超えた。野手ではアジャこと井上が581という驚異的な数値をマークしているが、昨年の全体の中ではGG佐藤に匹敵する数字となった。

 田中は「特別に背筋を鍛えてきたつもりはないけど、背筋は投げる時に意識する場所。投げる練習をしてきた中でついたものかもしれない。また、小学校5年生まで器械体操をしていたので、そのおかげかもしれない。いずれにしてもいい数値が出たことはうれしいし、これから始まるプロ野球生活において自信と励みになる」と話した。

 楠トレーニングコーチは「この数値は抜けている。背筋力があるというよりは、力を伝える能力に優れていると評価できる数値。柔軟性もあり、体の力をしっかりと伝えているという印象。背筋力がある選手は速い球を投げる、遠くへ投げる力があるということ。全身をうまく使えている証拠。力を一瞬で伝えるのがうまい。昨年、背筋力で計測した中ではGG佐藤がトップクラスだった。彼とは体格がだいぶ違うけど、背筋力はそれに匹敵する」と驚きを隠さなかった。