<関西学生野球>◇最終週2日目◇27日◇わかさスタジアム京都

 立命大が5季ぶり33度目の優勝を決めた。関大が近大に敗れ、同大戦前に優勝が決定。気持ちを引き締めて臨んだ同大戦で余語充投手(3年=愛工大名電)が完投し、4勝目を挙げた。今春台頭した右腕は、高校3年夏の愛知大会準々決勝でエース堂林(広島)を擁する中京大中京に0-15で完敗。「堂林はプロに行きましたが、関東の大学で野球をしている中京大中京の選手がたくさんいるんで、大学選手権で対戦して勝ちたいですね」と声を弾ませた。

 立命大は6月の全日本大学選手権に出場する。これで全日程を終了し、立命大は9勝2敗で勝ち点4。2位以下は近大、関大、関学大、同大、京大の順。

 最優秀選手は滝野光太朗、最優秀投手は工藤悠河(ともに立命大)が初受賞。打率4割6分4厘の宮本剛(立命大)が初の首位打者に輝いた。