<都市対抗近畿地区第1代表決定戦:三菱重工神戸1-0日本新薬>◇30日◇京セラドーム大阪

 三菱重工神戸が日本新薬との延長戦を制し、2年ぶり31度目の出場を決めた。ともに無得点で迎えた延長12回2死一、三塁で大島寛之内野手(24=千葉経大付)が右前に決勝打。そこまで5打数無安打で4三振だった大島は「心が折れかけていましたが(投手の)守安さんに『だれと勝負しているんだ?

 投手と戦っているんだろう』と言われたんです」と、エースの言葉で自分を取り戻した。

 守安は延長12回を5安打無四球12三振無失点で投げ抜き「12回を無四球完封は初めて。ドームのマウンドの高さを利用して、落ちる球をうまく使えました」と好投した。