ソフトバンク王貞治監督(67)が7日、チーム防御率の「実質2点台」を今季のチームノルマに掲げた。昨季は12球団トップの防御率3・18をマークしたが、オープン戦では11試合を消化し、2・30をマーク。「投手の防御率は戦うベースになる。シーズンで2点台は難しいが、去年もどうしようもない試合を外せば、実質2点台だったと思う。目標は高く持たないとね」と、ワンサイドゲームなど“捨て試合”を除く勝負を最後まで挑んだ試合で、チーム防御率2点台を目指す考えを示した。

 前日6日に杉内が開幕投手を確定させるなど、数字が示すように投手陣の調整は安定している。この日、訪れた九州国立博物館では、16世紀の医学書「針聞書」の腹の虫のキャラクターグッズに注目。赤い「脾臓(ひぞう)の虫」のぬいぐるみを購入した。「おれの中に、いつも真っ赤になっているらしい(笑い)。腹の虫がカッカするくらい元気になった。去年より喜怒哀楽を表に出せるよ」。胃がんの手術を克服した昨季より体調が上向いた裏返しだが、何より投手陣への手応えが「喜」の表情に出る。王監督の「怒」を引き起こす「腹の虫」たちも、投手陣のおかげで、今は出番がなさそうだ。