<オープン戦:ロッテ1-4楽天>◇13日◇千葉マリン

 楽天岩隈が2年連続開幕投手(20日ソフトバンク戦)に決まった。ロッテ戦に先発し、6回を2安打無失点。試合後、東京・立川市で行われた監督コーチ会議で意見一致した。岩隈開幕はキャンプからの既定路線だったが、ここ2戦の対外試合で精彩を欠き、野村監督は一時、田中に開幕当確ランプをともす発言をしていた。最終テストだったこの日の投球で、再逆転。エースが先陣を任された。

 野村監督を翻意させる快投だった。力みのないフォームから、直球はコーナー低くに決まり、空振りとゴロを打たせる変化球もさえた。登板後の岩隈は、晴れやかに「やっと、満足できる投球ができた。ちょっとホッとしています」。先週は2軍降格も示唆していた野村監督も「やりくり野球のエースだよ。軸がいないと、やりくりもできない」と、軸と呼ぶ高評価。

 岩隈は開幕投手について「務めたい?

 もちろんです。開幕投手を目指して、やってきましたから」と即答。久米島キャンプ以降は、開幕日から逆算して調整をしてきた。この日に備え、通常登板2日前にだけ行うブルペン調整を、3日前と2日前の2度、各60球を投げ、バランスをチェックしてきた。この日の好投はプライドの結晶ともいえた。試合後に野村監督と交わした握手を、20日に福岡で再現する。【金子航】