5位ソフトバンクが、本拠地福岡ヤフードームでのラスト5連戦でクライマックスシリーズ(CS)進出へ最後の意地を見せる。20日から西武、日本ハム、オリックスとそれぞれ2、2、1試合ずつ対戦。王貞治監督(68)は19日、現実を見据えて、地の利ある5試合を「鷹版メークドラマ」の序章とする考えをみせた。
王監督
9月は誤算。せめてCSを(2位で)地元でと思ったが、こうなるとは…。これが現実。地元で意地?
それは選手たちにモチベーションになる。さすがホークスと言われるものを見せたいし、そうすれば結果はついてくる。
まだ「自力CS」の可能性はあるが、2位オリックスと5・5ゲーム差で、3位が現実的なターゲットとなる。9月は3勝11敗で2位から5位へ転落。王監督は躍進するオリックスとの違いを持ち出し「精神戦」を訴えた。
王監督
オリックスは小松にしろ近藤にしろ、意志のある投球をしている。もちろんチーム状況もある。向こうは最下位から2位になり勝ちに対する高揚感があるし、うちは逆に下降した。負けへの抵抗感が薄れている。一生懸命やっていないわけではないがね。
反攻への闘争心を呼び覚ます場所として慣れ親しむ本拠地にかけている。
今回は選手の入れ替えはなし。故障者が多く、打つ手がないのも事実だが、現状で戦う覚悟を決めた。左かかと打撲の小久保、左足甲骨折の川崎の1軍復帰について、王監督は「彼らにはCSに間に合うようにと言っている。この5試合は無理」と早くても27日ロッテ戦以降の残り8試合と見通しを明かした。2人の投入を実効性あるものにするため、自力CS進出の可能性を残しておく必要がある。
この日、神戸から福岡へ陸路移動。指揮官はJR新神戸駅でサインを求めるファンを遠ざけ、最後のサバイバルへ気持ちを集中させていた。【押谷謙爾】




