イケメンは遼くん、佑ちゃんだけじゃない!

 中日にドラフト2位で指名された岐阜城北・伊藤準規投手(17)と3位で指名された東海大・岩崎恭平内野手(22)のイケメンコンビが2日、入団を前に名古屋のテレビ番組にゲスト出演して存在をアピールした。伊藤が「『○○王子』と呼んで欲しい」と話せば、大学時代「プリンス」の愛称で親しまれた岩崎も「これが広まってくれたらいい」と、プロでも現在のニックネーム継承を希望。中日の将来を背負う期待の2人がルックスでもファンを魅了していく。

 期待の豪腕が「王子」の仲間入りを熱望した。ドラフト2位指名を受けた伊藤が入団を前に、ファンにニックネームを公募するプランを披露。「プロに入ったら『○○王子』と呼んで欲しいです。○○の部分はファンの方に決めてもらいたい」と、思いを明かした。

 この週末は各界の「王子」が席巻した。1日に東京6大学でリーグ優勝を飾ったのは「ハンカチ王子」こと早大の斉藤佑樹。そして2日は「ハニカミ王子」ことゴルフの石川遼がプロ転向後、初優勝を逆転でモノにした。ビュジュアルに加え実力も兼ね備えた先輩王子に、伊藤も負けるわけにはいかない。

 高校時代はチームメートから「準規」と名前で呼ばれていたが、中日きってのイケメン、浅尾に似ていると言われたこともあるとか。伊藤の魅力は、どんな苦境でもクールでいられる冷静さ。ドラゴンズの一員になれば「速球王子」「豪腕王子」「イケメン王子」「クール王子」…なんてニックネームが浸透するかもしれない。

 男前度なら3位指名の岩崎も負けてはいない。大学時代のニックネームは同級生が名付けた「プリンス」。試合では応援歌にも「プリンス」のフレーズが使われていたといい「同期が付けてくれたあだ名だし、これが広まってくれたらいいかなと思う」と、ニックネーム継承にも乗り気だ。

 愛用するグラブにも「prince」の刺しゅうを入れており、入寮時にもこのグラブを持参する予定。伊藤とニックネームが似てしまう可能性もあるが「漢字とカタカナで違うし、大丈夫でしょ」と、はにかんだ。

 もちろん2人とも、まずはプレーでアピールしようという気持ちでいっぱいだ。だが周囲が2人をほうっておくはずがない。来春のキャンプでは、イケメンルーキーを追いかける女性ファンが増えるかも。中日にイケメンブームが巻き起こる日も近い!?【福岡吉央】