「自然体」で復活じゃ!
広島長谷川昌幸投手(31)が7日、宮崎・日南市内で契約更改交渉に臨み、400万円ダウンの年俸3600万円でサインした。今季は開幕ローテーションに入りながら、3勝6敗に低迷。秋季キャンプでは投球フォームのバランスチェックや速球の威力を取り戻すことをテーマに掲げる。02年に13勝を挙げた実力派右腕は周囲に惑わされず、来季の巻き返しを図る。(金額は推定)
端正な顔をゆがめて、何度も首をかしげた。02年に13勝を挙げて以来、鳴かず飛ばず。実績ある長谷川が今季も3勝にとどまった。400万円ダウンの提示に、あっさり白旗を上げた。
「仕方ないです。(年俸を)上げてもらう方がおかしい。(投球時に)力が全然入らない。入れようと思って、逆に力が抜ける。無駄なところに力が入って悪い方向に行ってしまった」
今季は3月30日の開幕第3戦・中日戦に先発するなど、開幕ローテーションの一角として、上々のスタートを切った。しかし、次第に投球フォームのバランスを崩して、リリース時に球に力が伝わらない悪循環に陥った。本来の状態を取り戻せず「このへんが限界なのかな」と“引き際”すら脳裏をよぎったという。
いまは汚名返上に燃えている。日南秋季キャンプでは、投球フォームの細かい感覚をチェック。ブルペンでは速球を中心に投げ込んできた。02年当時の投球の映像に見入って、現状と比較するなど修正に必死だ。
「(来季は)期待に応えようとしすぎて入れ込みすぎないように、自分の期待を背に受けながら、自分のペースでやっていきたい」
来季も先発陣の一員として計算されている。5日の投球後、首周辺の違和感を訴えて別メニューだが、近日中に本隊に再合流する。冷静に熱く-。リベンジを期す長谷川は「自然体」でファイティングポーズを取る。【酒井俊作】



