ソフトバンクは28日、来季の新外国人選手として、パドレスのジャスティン・ジャマーノ投手(26)とレンジャーズのカメロン・ロー投手(27)の獲得を発表した。ともに1年契約で年俸は5000万円と8000万円(金額は推定)。

 ジャマーノはメジャーに4年在籍した右腕で、昨季からはパ軍の先発投手として活躍した。今季は12試合(うち先発6試合)で0勝3敗、防御率5・98に終わったが、昨季は26試合(同23試合)で7勝10敗、防御率4・46の数字を残した。メジャー通算では8勝16敗、防御率5・27。竹内孝規COO(48)は「球速は145~146キロ。変化球が多彩でツーシームが得意。配球で打ち取るタイプ」と期待を寄せた。

 一方のローはメジャー通算19勝23敗で、体長2メートル超のニシキヘビをペットにする異色の右腕。残留したホールトン、陽、中継ぎ候補として獲得したファルケンボーグに加え、来季は外国人投手5人の態勢で臨む。竹内COOは「投手の補強はこれでおしまい。来年は故障明けや手術明けの選手が多い。外国人枠の問題もあるが、投手の層を厚くして競争してもらう」と話した。今後については「取っても野手1人」と見通しを示し、獲得済みのアギーラに続き、長距離を打てる野手の獲得を進めていく方針だ。