ロッテが来季にも、若手育成のため2軍とクラブチームなどが対戦する大会「マリーンズカップ」(仮称)の開催を検討していることが9日、分かった。イースタン・リーグだけでは実戦経験が不十分で、フロントやコーチ陣が数年前から効果的に若手を伸ばす手段を探っていた。まだ構想の段階だが、バレンタイン監督がメジャー流の1A→2A→3Aと実戦の中で競わせる育成方法を目指していることもあり、早期に日の目を見る可能性もある。
大会開催となると、資金のやりくりが課題だが、折からの円高が追い風となっている。というのもバレンタイン監督の推定年俸約5億円はドル建ての月割りで支払っており、それだけでも1ドル120円前後だった9月と比べるとこの3カ月で数千万円も浮いている計算になる。外国人コーチやスタッフも多く、合計すると1億円近い“円高差益”が球団にもたらされている格好だ。球団幹部は「そもそも球団経営が赤字だから、大会開催で新たな経費がかさむのは難題」としながらも、タイミング的には悪くない。
本多球団部長は「来年は社会人、クラブチーム、フューチャーズとできるだけ試合をたくさん組みたいと思っている。イースタン以外に、できれば40試合くらいやりたい」と話した。ロッテは育成枠で昨年6人、今年8人を獲得。昨年6月にはバレンタイン監督が四国リーグの1球団を買収する構想をぶち上げたこともあり、若手に活躍の場を広げる姿勢が強い。同大会がチーム飛躍の鍵を握るかも知れない。




