エッ、小松が2年連続新人王!?

 広島の新人5選手が17日、広島市内で体力測定や新球場見学などを行った。体力測定で高い柔軟性を示したドラフト3位小松剛投手(22=法大)は1シーズン1軍帯同を目標に掲げ、新人王獲得も狙う。今季のパ・リーグはオリックス小松聖投手(27)が新人王に輝いており、広島小松が来季受賞すれば、プロ野球史上初の「2年連続同姓受賞」になる。ルーキー右腕も「面白いですね」と意欲を見せた。

 「キターッ!」の絶叫といえばオリックス小松の代名詞だが、広島期待の新人小松も負けじとエンターテイナー精神を発揮した。この日、建設中の新広島市民球場を訪問。カメラマンに写真撮影をリクエストされたときだ。同期4人がまじめにポーズを取ろうとすると、小松がファインダー越しにおどけて見せた。

 「みんなやらなくて誰かがやらないといけないと思ったので。自分はああいうのは苦じゃないので」

 ムードメーカーの性分は隠せない。新人5選手がそろってからまだ2日目で、かしこまっても、おかしくない状況。それでも物おじせず、周囲を盛り上げようと一役買った。くしくも今季15勝を挙げて新人王に輝いたオリックス小松も、お立ち台でタレント山本高広の持ちネタ「キターッ!」を叫び、ファンを喜ばせた。面識はないが、広島小松は親近感を抱く。みずから切り出し、声を弾ませた。

 「2年連続新人王が小松って、面白いですね!

 でも、僕は面白くないんです。友達からも10面白いことを言っても『1しか笑えない』と言われますからね」

 マウンドでは一転して闘争心あふれる投球で勝負。プロ野球史で初となる新人王の「同姓連続受賞」を目指す。“明るい”のは性格だけではない。この日は広島市内で体力測定に参加。座位での体前屈でプラス28センチをマークし、驚異的な体の柔軟性を示した。「体をうまく使わないと、いい球を投げられない。力よりも柔らかさです」と話す。

 故障を防ぐのも目的の1つ。風呂上がりにストレッチを行うなど、生活でも習慣にした。名前は「剛」だが、生きざまはウイットに富む。柔よく剛を制し、厳しいプロの世界を生き抜く覚悟だ。【酒井俊作】

 [2008年12月18日10時20分

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