男・村田は松坂をたたき台に日本の4番に座る。横浜村田修一内野手(28)が18日、鹿児島・奄美大島での自主トレを公開。同世代のレッドソックス松坂らと3月開催の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補に選ばれているが、2月中旬からの宮崎合宿に「一線級の投手で対応できればと思う。早い段階で(松坂ら)そういう投手と対戦できればありがたい」と話した。

 2、3月の段階では投手のスピード感についていけない打者が多い。だがシート打撃や実戦的な練習で、松坂の投球を見られれば視神経にも訴えかけられる。「ウチ(横浜)の投手が考えていないこともあると思うし、横取りじゃないけど勉強したい」と、チーム最下位からの浮上のためにもコミュニケーションを取っていく。

 「成績から見れば(代表でも4番を)任されてもおかしくないし、責任も自信もある」と、2年連続の本塁打王は目を輝かせた。だがフルスイングだけではない。「サインが出ればバスターもバントもやります」。第1回WBC開催前の06年2月には、12球団選抜として日本代表と対戦し、松坂から決勝弾を放った。ハマの4番が再び松坂を打って代表でも4番を目指す。【今井貴久】

 [2009年1月19日8時51分

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