日本ハムが、今季期待の中田翔内野手(19)の春季キャンプの「特別コーチ」として前オリックス清原和博氏(41)を検討していることが27日、分かった。昨季限りで現役を引退した同氏が、あいさつ回りなどのため沖縄・名護キャンプを訪問する可能性を考慮。その際に、梨田昌孝監督(55)が「清原に、中田のコーチをやってもらいたい」と打診する考えを明かした。

 ド迫力の師弟関係プランが浮上した。発案のきっかけは昨季。梨田監督が、清原氏から引退記念にプレゼントされたバットに添えられた手紙だった。同氏から「僕の後継者は中田翔です」との一文があった。同監督は「後継者って言うから」と理由を説明。心意気を受け止め、1日限りでも次代のスラッガーを託す腹を決めた。

 言わずと知れた右のスラッガーの同タイプ。故障などで苦しんだ昨季は、携帯電話のメールで励ましの言葉をもらうなど、中田も心酔している大先輩だ。同氏がユニホームを脱いだことから、見聞を広げるために、他球団の各キャンプ地を視察することを想定。梨田監督が依頼し、同氏の了承を得られれば、わずかでも直接指導の時間をとり、2年目へと向かう「怪物」の成長促進剤の1つにしたい考えでいる。

 清原氏がこのオフに、今後の目標の1つとして「だいたいみんな言葉を濁すんですが、僕ははっきり監督もやりたい。これは1つの夢です」と発言。将来的に指導者希望を持つだけに、記念すべき“初指導”の対象として、中田を推薦するつもり。夢の競演が実現すれば、スラッガーの系譜を受け継ぐ格好の場になる。【高山通史】

 [2009年1月28日9時10分

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