阪神坂井信也オーナー(60=電鉄本社社長)が2月7日、超異例の安芸2軍キャンプ視察を敢行する。多忙な本社業務の合間をぬって、早朝から滞在わずか8時間で日帰りする「弾丸ツアー」を急きょ組み込んだ。過去のオーナーは1、2軍合同キャンプ時に安芸を訪れるのが通例。同じ高知県内の1軍安芸から2軍室戸に立ち寄ることだけでも異例だった。1次キャンプを沖縄、高知に分離した03年以降ではもちろん初。2軍だけを目的に空路訪問は極めて異例だ。

 27日、大阪市の電鉄本社で球団幹部から定例報告を受けた。「杉山、能見くんにがんばってもらわなアカン。赤星選手が『全員で頑張らないイカン』と言った新人もいるし。平田監督にも状況を聞かないと」。2軍スタートが決まった先発ローテ候補や若い力に期待する思いを直接、伝える思いを明かした。

 「野原(将)高浜、森田、辻本くんのケガの具合も心配だし(捕手候補の)小宮山くんも。タイガースが期待している選手がたくさんファームにいるんですから」。全員に直筆の年賀状を書いた総帥の口からは矢継ぎ早に選手の名前が出た。若手台頭を促す阪神版M-1グランプリも賞金1000万円での全面協力を申し出ている。2月13、14日の1軍沖縄視察より先に、2軍の安芸を訪れ「育成キャンプ」を刺激する。【片山善弘】

 [2009年1月28日11時46分

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