日本ハムの抑え試験が、11日の練習試合(対阪神)からスタートする。昨季までの守護神マイケルの後継者を確立する実戦テストで、武田久投手(30)や林昌範投手(25)が有力視されるが、複数の若手も試していく方針だ。厚沢投手コーチは「可能性のある人はどんどんテストしていく」と話している。

 “受験番号1番”は3年目の糸数に内定。11日は5投手が登板予定だが、最後の出番が決まっている。ダルビッシュも登板する注目ゲームで「抑えということは意識せず、細かい制球より強いボールで勝負したい。結果を出します」。9日はブルペンで60球を投げ、受験当日に備えた。

 今後の受験者リストには、この日の紅白戦で1回2奪三振と好投した菊地や、ダースらも名前が挙がっている。守護神争奪戦で、開幕時に桜咲くのはただ1人。18日以降に本格化する対外試合がテスト対象となり、結果次第で候補から外れるサバイバル戦になりそうだ。

 [2009年2月10日10時13分

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