女性初のプロ野球選手になった関西独立リーグ神戸9クルーズの吉田えり投手(17=川崎北2年)が2月28日、代打で実戦デビューを果たした。大阪・舞洲で韓流スターのアン・ジェウク(37)率いる韓国スター軍団JEMISAMA(チェムサマ)と、安藤統男元阪神監督(69=野球評論家)率いる阪神OBチームの対決に飛び入り出場。9-5の5回2死一塁、右腕パク・ジヨンのカウント1-2からのストレートを強烈に引っ張る。三塁を守るジェウクの二塁悪送球を誘い、楽々二塁を陥れた。「高校で打席に立ったのは2、3回。もっと鋭い打球を打てればよかった」と謙遜(けんそん)も、スター軍団の対決で、ラッキーガールぶりをアピールした。

 中田良弘監督(49)は27日の開幕戦で「勝っている展開で送り出したいが、勝敗に関係なく投げさせます。お客さんの期待がありますから」と明言した。【堀まどか】

 [2009年3月1日9時50分

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