<オープン戦:阪神4-4ロッテ>◇7日◇スカイマーク
阪神真弓明信監督(55)が、今岡誠内野手(34)の神様就任プランを明かした。ロッテ戦の7回裏1死一、二塁で代打指名。オープン戦の序盤では異例となる勝負の一手だったが、実はシーズンを見据えての起用だった。「やってもらわないと困る」。一塁でレギュラー完全復帰を狙っているが、現状では関本にリードを許している。ベンチスタートの場合の有効活用策で、桧山と並ぶ左右の神様コンビ結成が実現するかもしれない。
真弓監督が本番さながらに動いた。3点を追う7回裏1死一、二塁。ルーキー柴田の打順に、今岡を代打に指名した。
相手は左腕根本で、公式戦では当然の策。しかしオープン戦だから、新人にチャンスをやっても…、という場面。これには指揮官の考えがあった。「左投手のときに、右の代打で(今岡を)残すことが多いから」。二ゴロに倒れたが、今回の起用は開幕後を見据えたテストケースだった。
真弓阪神では、代打今岡が1つのオプションとして検討されている。本人はレギュラーの本格復帰を目指し、若手に交じってオープン戦に全試合出場中だ。しかし現状は厳しい。関本が一塁のポジション争いで大きくリードし、葛城や外野との兼用を予定している林もいる激戦区。今岡はベンチからのスタートが濃厚だ。
今岡のキャリアを振り返れば先発出場が当たり前ともいえるが、指揮官は「いける、いけないより(代打を)やってもらわないと困る」と一蹴した。語気を強めながら、半ば強行に神様指令を出した。
これは今岡の長所を生かした復活プランだ。不振にあえいでいるとは言え、05年に打点王を獲得した勝負強さは健在。真弓監督は今後の起用について「スタメンもあるが、ベンチにいることもある」と話した。
今岡はこの日、2打席凡退に終わり、言葉を発することはなかったが、「オープン戦はいろんな立場で消化することになる」とキャンプ中に話している。一塁転向同様に、神様指令も受け入れるはずだ。【田口真一郎】
[2009年3月8日11時0分
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