首痛で2軍調整中の日本ハム林昌範投手(25)に、万全復帰を目的とした“長期調整”をさせる方針が13日、固まった。すでに定期的に2軍戦で登板しているが、現1軍メンバーで同じ中継ぎ左腕の須永、宮西が好調を持続しているため「急ぎ1軍」ということはしない。今後、台所事情が苦しくなった場合の絶好機を狙い、昇格させる考えだ。

 新クローザー候補として巨人からトレード移籍したが、2月中旬に寝違えのため首から肩甲骨付近を痛め、2軍施設のある千葉・鎌ケ谷での調整を余儀なくされてきた。3月27日の2軍戦で1カ月ぶりに実戦登板し、徐々にペースを上げてきたが、過度な期待による“見切り発車”はしない考えで首脳陣は一致している。

 焦る必要のないチームの現状がある。厚沢投手コーチは「左の須永も宮西も、ここまで持ち味を出している」と言う。梨田監督も福岡3連戦を振り返り「宮西も良かったし、バイタルネット(谷元)も、菊地も良かったからね。収穫あり、というところでしょう」と中継ぎ陣への信頼度を高めており、近々の入れ替えは考えていない。

 林は13日のイースタン楽天戦に登板し、3回を4安打2失点。ただ、巨人時代の05年に18セーブを挙げた実績があるだけに、苦しい時期にも即、戦力アップのパーツになれると計算している。梨田監督は復帰メドについて4月中旬を掲げた時期もあったが、じっくりと状況を見極め、万全な状態で送り出す構えだ。【村上秀明】

 [2009年4月14日8時53分

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