<中日3-5巨人>◇17日◇ナゴヤドーム
首位を走る巨人が、外国人アベック弾で中日に競り勝った。3点差の2回、李承■内野手(32)が右翼席へ追撃の3号ソロ。4回には4番アレックス・ラミレス外野手(34)が同点2号2ランを放った直後、李承■が2打席連続の4号勝ち越し弾を放った。先発した東野峻投手(22)が5回3失点したが、打線の援護で今季2勝目を挙げた。
ようやく安堵(あんど)の表情を見せた。李が2打席連発の本塁打で逆転勝利を演出した。「今年に入って初めて、チームの勝利に貢献できた。ホッとしています」。2発とも白星に直結した。0-3の2回、吉見から右翼へ3号ソロ。初回3失点の直後、流れを引き戻した。そして4回、ラミレスの2ランで同点とした後、再び吉見から右翼へ4号ソロ。勝ち越しの一打に、悠々とダイヤモンドを回った。
原監督の言葉で生き返った。オープン戦で8本塁打を放ったが、公式戦に入ると打率1割台に低迷。この日、試合前の打撃練習で原監督から「もっと早めに始動して、テークバックを大きく」とアドバイスされた。李は「カウント1-3。直球を狙っていたけど、スライダーの失投を打ち返せた」と、早い始動で球筋を見極めた。
復活の決意は行動でも示していた。「体が前に突っ込んで、球を呼び込めていなかった」。東京ドームで試合の日は早出特打ち。尾花、香田両投手コーチの内角球を下半身を開かずに打ち返した。
母国のパワーも、もらっている。今季から東京ドームで打席に入るテーマ曲に韓国のロック歌手ユン・ドヒョンの曲を採用した。昨季までは米国の曲を使っていたが「調子が悪かったですから。気持ちを切り替えたかった」と話した。
同点弾のラミレスは「アルフォンゾに球の見切りが早い、と言われた。(2ランは)インパクトまで我慢した」と、チームメートに感謝した。原監督は「ラミちゃんとスンちゃんが、数少ないチャンスで打ってくれました。(李へ)アドバイスが遅かったかな。これがいいきっかけになればいいね」と期待した。スンちゃん&ラミちゃんの強力タッグ。負ければ中日とゲーム差無しの一戦で、どでかい3発だった。【古川真弥】※■は火へんに華
[2009年4月18日8時29分
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