<阪神5-6巨人>◇2日◇甲子園

 アニキ金本知憲外野手(41)がアニキと慕う清原和博氏(41=日刊スポーツ評論家)の前で恩返しのタイムリーを放った。「おれが現役で見せられなかった2人の息子に、甲子園で伝統の一戦を見せてあげたい」という清原氏の願いを受け、今季初のTG戦に清原氏の家族を招待。3回2死二塁の好機でグライシンガーの変化球を右前打し、3戦連続打点を挙げた。

 昨年10月1日、清原氏の引退試合に京セラドームへ駆けつけ、親友代表で花束を贈った。男泣きしながら「日本球界の後継者に」指名されたことは深く胸に刻んでいる。その現役最終戦で清原氏は左ひざの痛みを堪え激走二塁打。今度は昨オフ左ひざを手術した金本が元気な姿を見せる番だった。清原氏も黄色のメガホンをたたいて拍手を送った。

 清原氏

 甲子園で野球観戦するのは小学生の時以来やからね。オヤジとおれの家族、弟の家族まで招待してくれて。アニキはタイムリーも豪快な空振り三振も見せてくれた。勝てば1番良かったけど、感動したよ。

 試合後お礼に出向いた清原氏に、金本は「楽しんでもらえましたか」と返した。勝利を届けられず笑顔はなかったが、その目はリベンジに燃えていた。

 清原氏

 1年でも1試合でも長くグラウンドに立って欲しい。今カネが抜けたら誰が打つの?

 5番の新井にも頑張って欲しい。4番に大きな負担がかかるかどうかは5番次第やから。

 3日、1500試合連続出場に挑む。節目が球団ワーストタイの巨人戦11連敗では喜べない。清原氏の期待を力に3日こそ巨人を倒す。

 [2009年5月3日11時26分

 紙面から]ソーシャルブックマーク