<広島2-3ヤクルト>◇3日◇マツダスタジアム
ヤクルト青木宣親外野手(27)が、同点で迎えた8回に決勝の右越え2号ソロを放った。4月8日中日戦(神宮)以来の1発は、チームを再び単独2位へと押し上げる値千金の一打となり「一番いい形で次につなげることができた」と、笑顔で話した。
カウント2-1と追い込まれながら、低めのカットボールを見事にすくい上げた。広島ファンで埋まるライト席上空に、こいのぼりではなく打球が高々と舞った。「粘って何とか塁に出ようと思っていたけど、うまく拾うことができた」と納得の表情で振り返った。
WBC以降、調子を落としていた。「上体がかがみすぎていたので起こした」と、フォームを修正した効果が出た。打撃練習から熱心に指導する淡口打撃コーチも「4月はWBCの速いボールに合わせていた。(体が突っ込まずに)軸回転で打ちだしたのが大きい」と分析した。
5回には意表を突くバント安打を決めるなど、一時2割2分台まで落ち込んだ打率は、2試合連続複数安打で2割5分8厘まで上昇した。「この感じでいけばという方向性は見えてきた」と話す安打製造機・青木の完全復調が、首位巨人を追走するのには不可欠だ。【松本俊】
[2009年5月4日9時9分
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