先発投手陣の負傷でコマ不足に悩むソフトバンクが、「未知数コンビ」で交流戦首位攻防戦に臨む。5日の広島戦(マツダ)に大場翔太投手(23)が先発登板し、6日の同カードにはジャスティン・ジャマーノ投手(26)の来日初めて1軍登板することになった。

 左手小指を打撲した大隣の代役に大場が、左ひじ炎症で離脱した和田の代役としてジャマーノが、指名された格好だが、2投手とも今季1軍未勝利(ジャマーノは登板なし)。苦しい台所事情を象徴する先発布陣だが、秋山監督は「これをチャンスと思って投げてほしい」と藤岡に続く救世主誕生へ期待を寄せた。

 大場は4日、マツダスタジアムで行われた全体練習に合流。5月14日ロッテ戦以来となる1軍マウンドに向け「明後日か3日後に投げますよ。状態は悪くない。藤岡さんに負けないように死にものぐるいで頑張ります」と、煙幕を張りつつ気合を入れた。

 今季加入のジャマーノはブルペン入りして調整。こちらは「(1軍初登板で)相手はオレのことを分からないだろう。捕手を信じて投げる」と不敵な笑みを浮かべた。両投手ともウエスタン・リーグでは4試合に登板し、1勝2敗。防御率は大場が4・26、ジャマーノは4・68と今ひとつだが、ジャマーノは直前の2軍中日戦(5月19日)では8回5安打7奪三振無失点の力投を見せており上り調子だ。

 もっとも、首脳陣は摂津、ファルケンボーグ、馬原による勝利の方程式「SBM」をフル稼働させる計算も立てている。秋山監督は「8、9回まで投げろ、とは言っていない。ウチは後の投手がいいのだから、5、6回まで全力でいってくれればいい」。今後については大場、ジャマーノの登板が失敗すればルーキー巽を昇格させるプランも描かれており、強固な救援陣と先発サバイバルにより苦境を乗り切る腹づもりだ。

 交流戦連覇へ、マジックは10。未知数コンビで白星をつかめば、秋山ホークスが交流戦ゴールまで一気に突き進む可能性もある。

 [2009年6月5日11時31分

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