<日本ハム3-1楽天>◇6月30日◇札幌ドーム

 3年分の思いが詰まったボールを糸数に届けたのは、頼れる守護神・武田久投手(30)だった。2死から中村真に四球を許したが、首位打者・草野を右飛に打ち取って、リーグ単独トップの14セーブ目を挙げた。「最近、先頭打者を背負っていることが多かったので気をつけました。2試合連続で四球を出しているので、その辺は反省ですね」。勝利に舞い上がることなく、冷静に振り返った。

 腰痛で建山が離脱しても、救援陣の安定感は変わらない。左打者が続く7回から林、8回は今季目標にしていた30試合目の登板となった菊地がピシャリ。糸数のプロ初勝利を呼び込んだ。だが「新・勝利の方程式」という単純なものではない。武田久は「個人的にはイニシャルを並べて呼ぶのは好きじゃない。負け試合で投げてる投手もみんな頑張っているから」と訴える。ブルペン全体の踏ん張りが、首位という成績に反映している。

 フォア・ザ・チーム。守護神は「今は1試合1試合がむしゃらです。14セーブ?

 あまり執着はないです」とキッパリ。勝利の計算式の答えは、選手の数だけ存在する。

 [2009年7月1日9時43分

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