<中日4-1阪神>◇1日◇ナゴヤドーム

 危機的状況の阪神先発陣についにメスが入る。2日もブランコの一発に沈み、連夜の完敗。クライマックスシリーズ(CS)圏内に位置する3位中日とのゲーム差は9にまで広がった。これでチームの借金も6月20日以来、今季ワーストタイの10に逆戻り。再編で降格の可能性が高いのは能見と久保。今後は2軍で調整を続ける久保田、小嶋、ジェンらを候補に、先発陣の入れ替えに着手し、チームの立て直しを図る。

 これ以上傷口を広げることは許されない。前夜の下柳に続き、この日は福原が中日打線の餌食に。2試合連続で先発陣が打ち込まれての敗戦に、試合後、山口投手コーチは投手陣の入れ替えを口にした。

 山口コーチ

 手を打たないといけないというかね。それが福原かどうかは分からないが(チームの)負けが続いているからね。

 交流戦明けの浮上を狙い、巻き返しを誓ったチームはこれで2勝3敗。今日2日は岩田が先発予定で、交流戦明けはこれで先発陣が一巡するが、早くも黒星が先行する形となった。この間の3敗は、いずれも先発が打ち込まれたもの。2勝のうち1勝は安藤に付いたものだが、それも5回6安打3失点(自責1)と決して褒められる数字ではない。

 開幕以降、下位に低迷するチームにしては珍しく、先発陣の大幅な入れ替えは行われなかった。ただ、同じ失敗を繰り返す先発陣に、久保コーチも「1点をやらないようにして、大量点を取られるケースが多い」と原因を追及。配置転換も含め、ようやくてこ入れに着手することとなった。

 入れ替え候補として挙げられるのが、今季、右肩痛で出遅れながらも、現在は2軍で先発調整中の久保田。さらには今季1軍で先発マウンドを経験している小嶋、ジェンの若手コンビ。さらにはルーキーでウエスタン・リーグ防御率1位の蕭一傑(奈良産大)も昇格候補の1人として名が挙げられる。

 逆に2軍再調整、あるいは配置転換候補に挙げられるのが能見、久保の2人。能見はシーズン序盤、リーグ奪三振王を走っていたが、5月に入って急失速。現在は3勝5敗と黒星が先行している。一方の久保も下柳と並んで1度も登板を飛ばすことなくローテを守ってきたが、成績は2勝4敗。投球のリズムの悪さが指摘されている。

 5月2日以降、約2カ月に渡って借金生活を続ける真弓タイガース。借金は再び2ケタの10となり、CS圏内に位置する中日とのゲーム差も9とデッドラインに足を踏み入れた。これ以上の負けは許されない。一刻も早いチームの立て直しが急務となる。

 [2009年7月2日11時40分

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