ソフトバンク和田毅投手(28)の球宴明け1軍復帰プランが白紙に戻ったことが18日、明らかになった。6月2日に左ひじ炎症で登録抹消されてから、すでに2軍で2度の実戦登板。少なくとも8月上旬の復帰が見込まれていたが、同じ左ひじに新たな違和感を覚えていることが判明。今後、ノースロー調整を強いられる可能性が高く、復帰の見通しも不透明。優勝を争う上で大事な8月戦線だが、大黒柱の不在はほぼ確実だ。

 優勝争いするソフトバンクの8月に、和田の姿は1軍で見られそうにない。この日までに左ひじに新たな違和感を抱えていることが明らかになった。球宴明けと見られた、1軍復帰プランを大幅修正せざる得ない状況に追い込まれた。

 今季開幕投手を務めた和田は、5月28日の巨人戦(東京ドーム)登板後に異常を訴えた。6月1日に福岡市内の病院で「左ひじの炎症」と診断され、翌2日に登録抹消。2年ぶりの負傷離脱を経験した。同月9日に渡米してロサンゼルスで検査を受けたが、新たな異常は見つからなかった。

 7月11日の2軍練習試合で実戦復帰。1回無失点と上々の内容で、球宴前後の復帰プランが順調に進むと見られていた。だが、2度目の復帰戦、16日ウエスタン・リーグ阪神戦(鳴尾浜)では、5回9安打6失点の大乱調。この後、新たな違和感が発生し、当面、ノースローで状態の回復を待つ可能性が高まった。

 深刻なのは今後の調整プランの見通しが立たないことだ。すでに1軍マウンドから1カ月以上遠ざかっている。さらにノースロー期間を設けるとなれば新たな調整を強いられるため長期離脱は必至。毎週6連戦が組まれている8月戦線での復帰は限りなく厳しい状態だ。ペナントを左右する夏場に、大黒柱のサウスポーが不在となれば、ソフトバンクのV構想が大きく狂うのは間違いない。

 高山投手コーチはこの日、今後の和田の復帰時期について「投げられる状態になったら(1軍に)上がります」とコメントした。秋山監督も「(和田は)ネズミ(遊離軟骨)とかではないし、根本的なところでの故障ではない。あとは本人の感覚がどうか。帰ってきてくれないと困るよ」と表情を曇らせた。20日には、和田が本拠地・福岡ヤフードームを訪れ、楽天戦前に1軍首脳陣に経過報告を行う。

 [2009年7月19日11時48分

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