<巨人3-2広島>◇25日◇東京ドーム
広島が巨人に悔しい逆転負けだ。先制しながら終盤にひっくり返された。主砲・栗原健太内野手(27)もノーヒットに終わり、最近5試合を19打数1安打と不振に陥っている。クライマックス・シリーズ(CS)進出を争う阪神、ヤクルトが勝ち、3位阪神とは2・5ゲーム差に広がった。だが、泣き言を言っている場合ではない。栗原も「重圧に勝つしかない」と言い切った。いまこそ、コイの4番の意地を見せるときだ。
最終回、粘って2死一、二塁と同点機を作ったが、フィリップスが巨人豊田の前に空振り三振に倒れゲームセット。痛恨の3連敗。その悔しい瞬間を、栗原はネクストバッターズサークルで見届けるしかなかった。同時に、主砲として、巨人の先発内海に、4打席凡退に終わった自身のバッティングを悔いていた。
栗原
(内海には)緩急を使われて、タイミングを外されてしまった。バッティングカウントでもうまく対処できなかった。
CS進出を争う、ギリギリの戦いの中、ここにきて栗原のバットから快音が響かない。この日を含め最近5試合で19打数1安打、打率にしてわずか5分2厘と不振を極める。チームの3連敗中に限れば、栗原が計11打数無安打、3番フィリップスも12打数無安打と、主軸の当たりが止まってしまっている。ブラウン監督も「栗原の状態は確かに悪い。でもその原因は分からないよ」と心配する。
この日も、4回にマクレーンの一発で先制し、5回には天谷の適時打で巨人相手に先行したが、終盤に逆転を許した。栗原は4打席すべてがイニングの先頭打者。本来は走者を返す役割の打者がチャンスメーカーになる巡り合わせの悪さもあった。
リーグ覇者巨人に敗れて3連敗。3位阪神とのゲーム差は2・5に広がり、4位ヤクルトにも2差をつけられた。しかし、残り試合は泣いても笑ってもわずか11。CS進出の可能性がある限り、挑み続けるしかない。栗原も4番として意地を見せる覚悟だ。
栗原
ウチは勝つしかない。自分を信じて、その結果がどうなろうと、ダメなら次と気持ちを切り替えてやるしかありません。重圧はあるけど、それに勝たないといけない。
ブラウン監督も「この時期の3連敗は確かに痛い。でも、今日は巨人を相手にいい試合をした。できる限りのことをして残念ながら(勝利には)届かなかったが、選手は持っている力を出し切ったよ」と前を向いた。苦しみ抜いた先に、CSの座がある。まだだれも、あきらめてはいない。【高垣
誠】
[2009年9月26日11時13分
紙面から]ソーシャルブックマーク



