ソフトバンク秋山幸二監督(47)が、宮崎秋季キャンプで「マッチョ計画」を図る。秋季練習最終日の1日、「ウチの選手はまだ体が弱い。秋は体を鍛えることから」と明言。筋力トレーニングを重視したメニューを選手に課すつもりだ。

 既に準備は整えた。10月から宮崎フェニックスリーグに参加している2軍選手には、宿舎で筋トレのメニューが追加されている。宮崎市内でトレーニングジムのヘッドコーチを務める渡辺浩二さんを「臨時トレーニングコーチ」として招いている。指導期間を宮崎秋季キャンプ最終日の11月21日までに伸ばし、ナインのマッチョ化を図ろうというわけだ。

 「練習中、トレーニングコーチは(選手の筋トレを)見ることができないから、そういう専門の人に見てもらうのはいいこと。20日あれば、人間は変わることができるんだよ」と秋山監督。今季ソフトバンクのシーズン1263安打はリーグ5位の成績。「一冬で打者の振りが鋭くなっていた」と話した日本ハムはパ・リーグトップの1370安打を放ち、リーグ優勝。“貧弱打線”の立て直しは急務となっている。

 秋山監督自身、現役時代は11月を筋トレの時期にあてていた。「野球で使わない筋力を鍛えていた。シーズンに入れば、野球で使うところしかできないから」。ボトムアップしたホークス打線を目指し、2日、チームはキャンプ地・宮崎入りする。

 [2009年11月2日12時17分

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