ソフトバンクが「大ちゃんデータ」をフル活用する。大石大二郎新ヘッドコーチ(51)の発表から一夜明けた26日、選手たちからは、かつての敵将に期待する声が上がった。新選手会長の川崎宗則内野手(28)は「オリックスにはいい投手が多い。いろいろ吸収していきたい」と積極的に教えを受ける姿勢を見せた。今季のチームはオリックスに11勝13敗と負け越し、天敵の近藤には6敗を喫した。川崎自身も対戦打率2割2厘と封じられただけに、攻略のヒントをつかむつもりだ。

 チーム内に面識のない選手が多い中で、パイプ役を買って出たのは亜大の後輩にあたる松田宣浩内野手(26)だ。「何度も食事している。優しいけど、野球には厳しい人。大学の先輩に(プロで)教えてもらうのは初めてだし楽しみ」。松田自身も近藤には対戦打率1割2分5厘と封じられており「(大石氏から)何でも吸収したい」と意気込んでいた。

 [2009年11月27日12時1分

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