巨人原辰徳監督(51)が日本人初の栄誉を手にした。国連承認のNGO機関である国連の友が制定する「国際寛容賞」に選ばれ、25日の日本プロスポーツ大賞授賞式典の中で記念の盾などが授与された。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を2大会連続の世界一に導いた功績が「スポーツを通じて平和と寛容の文化を築き上げた」と評価された。

 ルドルフ・ジュリアーニ元ニューヨーク市長や、グラミー賞歌手のアラニス・モリセットなど、歴代受賞者の顔触れも豪華だ。日本人で初めて同賞を受賞した原監督は「なんと表現していいか分からないぐらい感動している。果たして私が本当に寛容力を持っているのか分からないが、プロスポーツに携わる者として少しでも世界平和に役立てたのであればとても光栄なこと」と感激した。

 [2009年12月26日8時47分

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