オリックス大引啓次内野手(25)が実家の「神通力」で飛躍する。大阪市住吉区にある実家の神須牟地(かみすむち)神社でおはらいを受ける計画を25日、明かした。「2年連続で骨折しましたしね」。年明けに神社の権禰宜(ごんねぎ)を務める兄崇圭(たかよし)さんに依頼する予定だ。

 3年目の今季は4月下旬から調子を上げ、2番遊撃手として活躍。だが8月に死球で左手首を骨折し、残り試合を欠場。惜しくも初の規定打席到達を逃した。前年も死球で右手人さし指を骨折していた。

 神社の息子に生まれながらこれまで祈祷やおはらいを受けたのは七五三の時くらい。御利益に頼ろうと決めたきっかけが同僚の岸田の活躍だ。故障がちだった右腕は今年1月に崇圭さんのおはらいを受け、初の10勝。

 岸田は「御利益はあったと思う。お礼にも行かないと」と今オフも大引家を訪問予定。大引は「機会があれば一緒に」と合同おはらいに前向き。岡田監督から主力に期待される2人が神の力でパワーアップする。

 [2009年12月26日11時0分

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