ヤクルト由規投手(20)が、仙台市内の東北福祉大の学生が製作するチャリティーカレンダーに登場することが29日、分かった。1部500円で、売り上げは海外で路上生活を強いられている「ストリートチルドレン」を支援するNGOなどの団体に寄付される。

 来年4月から11年3月までの卓上カレンダーで、年明け1月中旬に完成予定。「苦しんでいる子どもたちのために、少しでも力になれたら」と遠くを見つめた。月ごとに異なった国のストリートチルドレンが描いた絵が飾られ、その絵の選定を東北福祉大や地元仙台市にゆかりのある著名人が行い、メッセージを寄せている。兄史規(ひさのり)さんが同大OBという縁もあり参加が決定。カンボジアの子どもたちの絵を選定する。

 同大のカレンダー製作は3年目。過去には同大OBの佐々木主浩氏、阪神金本、ブレーブス斎藤、仙台で活躍する歌手さとう宗幸らも登場している。由規は1月中旬から、レッドソックス松坂も利用する米アリゾナで初の海外自主トレを行う。チャリティー活動でも世界に目を向けて、プロ3年目への意識を高める。【由本裕貴】

 [2009年12月30日7時36分

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