仲良しだけど火花バチバチ!
前日に入寮を終えた阪神の新人8選手が13日から始まる合同自主トレに備え、12日に兵庫県西宮市内の鳴尾浜球場で自主トレを行った。1軍沖縄キャンプ参加が有力なドラフト1位二神一人投手(22=法大)と同2位藤原正典投手(21=立命大)は、早くもお互いを強烈にライバル視。大学2年時から親交があり2人だが、グラウンドに出ればガチンコ勝負を繰り広げる。
寒空から雨が降りしきる鳴尾浜。ずぶぬれになりながら、二神と藤原のガチンコ勝負はもう始まっていた。実力を確かめ合うように、キャッチボールで力強いボールを投げ合った。
二神
(競争は)優しくないし、負けたくない。どう考えても、ライバルというのは変わりないんで。
藤原
お互いに刺激をもらえればいい。でも、なれ合ってやると、妥協して手を抜くことも出てくる。
2年間の親交がある。出会いは07年12月。法大二神、立命大藤原は2年生ながら、大学日本代表候補の強化合宿(愛媛・松山)に選ばれた。ここで2人は初キャッチボール。3年時は新聞や雑誌で互いに動向をチェックし、4年春のオープン戦では先発で投げ合ったこともある。虎風荘の自室も同じ3階で、入寮した11日には家具や電気製品の話で盛り上がった。
二神
藤原は同じ投手だし、切磋琢磨(せっさたくま)できれば。野球以外にも悩みがあれば、相談できるのも大切なので。
ただ、グラウンドに出れば話は別だ。この日は15分間のランニング、40メートルダッシュ3本、キャッチボール71球。すべて2人でメニューをこなしたが、これもなれ合いではない。「二神の『長く走る』『強く投げる』という練習は、僕も考えるモノだったので(一緒にやろうと)決めた。(二神は)良いボールを投げていましたね」と藤原。あくまで自分のレベルアップを最優先し、さりげなく相手の状態もチェックした訳だ。
首脳陣の期待は大きい。すでに2人を1軍沖縄キャンプに抜てきする方針で、9日には真弓監督が「即戦力でローテに入ってきてほしい」とゲキを飛ばした。
藤原
ドラ1が二神になった時からライバルとして意識している。枠を争うことになれば、甘いことを言っていられない。
13日からいよいよ新人合同自主トレがスタート。開幕1軍、先発ローテ、そして将来はエースをかけて…。ガチンコ勝負が本格的に始まる。
[2010年1月13日10時48分
紙面から]ソーシャルブックマーク




