ヤクルトで「ノーコン矯正塾」が開講された。キャンプ第1クール最終日の4日、元監督の広岡達朗氏(77)が“臨時コーチ”。一場靖弘投手(27)と増渕竜義投手(21)に約1時間、スローイング指導を行った。巨人での現役時代、球界を代表する遊撃手として見せた送球技術を伝授した。

 「具体的で分かりやすかった」と一場が言えば、増渕も「球が速くなるかもしれない」と興奮気味に話した。剛速球を武器としながら制球に課題を持つ2投手に、広岡氏は「のみ込みが早い。内心、びっくりしてます。やってくれるでしょう」と期待を寄せた。

 78年にヤクルトを球団初のリーグ優勝、日本一に導いた同氏。過去にキャンプ訪問はあったが、指導者としての“古巣復帰”は初めて。「巨人を倒すチームにならないと人気も出ない。限られた選手で、いかに素晴らしいチームをつくるかが指導者の義務。平凡だった子が秀才になると、うれしいじゃない。おれがそうだったみたいに」。ヤクルトへの愛着を胸に、2人の飛躍を願っていた。【由本裕貴】

 [2010年2月5日7時59分

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