阪神マートン2・13「1番中堅」デビュー
阪神の新戦力マット・マートン外野手(28)が13日の練習試合・日本ハム戦(宜野座)に「1番中堅」でデビューすることが7日、内定した。真弓明信監督(56)が「1番で試したい」と起用を明言。ポスト赤星の最有力候補で、3・26横浜との開幕戦にリードオフマンの役割を課せられる可能性は高い。そのための重要なテストの意味合いを持つ。赤毛の切り込み隊長が期待通りに誕生すれば、200発打線の構想が現実味を増すことになる。
真弓阪神2年目の初陣に、大きな注目ポイントが加わった。若手のサバイバルマッチのゴングが鳴るとともに、ポスト赤星の方向性も見えてくる。評価急上昇のマートンが13日の日本ハム戦に「1番中堅」で実戦デビューすることが内定した。「(出場)できるでしょう。できれば、1番で試してみたい」。真弓監督がこの日、起用を明言した。
城島の加入により、中軸以降の打線のボリュームアップに成功した。しかし赤星氏の現役引退により、1、2番構想を練り直す必要に迫られた。この課題を克服するために、マートンを獲得した。キャンプ序盤からランチ特打で特大アーチを連発。守備でも大きな欠点を見せていない。「外野を守れそうだし、打つのも問題ない」と指揮官は評価する。走力は俊足の前任者にはかなうはずもないが、長打力という点で「真弓タイプ」の1番打者になる素質は秘めている。
指揮官はマートンに起用法に関して「まだ打順は決めていない」と慎重だが、練習試合とはいえ、1番に指名したのは、大きな意味をもつ。今キャンプ中にも、新戦力の打撃を見つめながら、こうつぶやいた。「確かにボールを遠くに飛ばすが、やはり1、2番タイプだと思う」。常にフルスイングのブラゼルとは対照的に、コンパクトで安定感のある打法だ。真弓監督は1番打者に求める要素として、高い出塁率を挙げている。その意味で、マートンは最適な存在。13日から始まる実戦を試金石に、開幕オーダーに1番中堅で名を連ねる可能性は高い。
この日は雨天のため、メーン球場で豪快な打撃を披露する機会はなかったが、室内練習場でティーやマシン打撃で調整。自分の打撃ポイントを慎重に確認していた。来日の際には、「とにかくチームが勝つために貢献したい」と話しており、1番の役割も全力で尽くすはずだ。攻撃面の強化で200発打線の構想が大きく膨らんでいる。「赤毛の切り込み隊長」がピタリとはまれば、これほど相手投手に重圧を与える人物は他にはいない。
[2010年2月8日13時7分 紙面から]
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