右手中指のマメがつぶれノースロー調整だったロッテ唐川侑己投手(20)が17日、5日ぶりにブルペンに入った。1球目が外角低めにビシッと決まるとガッツポーズ。その後も受けた里崎から「ナイスボール」の声がかかると右こぶしをにぎりしめて喜んだ。両親らが見守る前で100球ちょうどのささやかな復活劇を演じた唐川は「普通に投げられました。意外と良かった。今まで結構投げてたんで、休んで肩が楽だったのもあるかもしれません」と喜んだ。今キャンプ中の通算投球数はこれで1451球。目標の2000球には届かない可能性が高くなった。「(2000球の)夢はあきらめます。また来年頑張ります」と、先発予定の19日の紅白戦に向けて気持ちを切り替えた。

 [2010年2月18日7時44分

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