ソフトバンク松中信彦外野手(36)は苦しいリハビリ中、全力でスイングできない中でも、三冠王に輝いたバットマンとしてのこだわりと向上心は忘れなかった。キャンプ中に行ったティー打撃、トス打撃、フリー打撃では常に2種類の赤いマスコットバットをほぼ同じ数ずつ交互に使用した。ヘッドをくりぬいたタイプと、ヘッドの先を平たんにカットしたタイプ。真意を聞くと「(1本しか持たずに、打撃練習中に)折れたらどうするんだよ」と笑顔でかわされた。
実はシーズン中に使用するバットも2種類同タイプを用意している。「どちらを使うかまだ決めていない」。今季も自分のベストのスイングを、とことんまで追求していくつもりだ。右ひざリハビリで、思うように走ることができず先が見えない状況のキャンプ。そんな中でも先の先を見すえて2本のバットを振り込んできた姿が、まもなく報われる。
[2010年3月2日11時13分
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