<阪神0-1西武>◇7日◇倉敷

 阪神能見篤史投手(30)がオープン戦初マウンドで順調な仕上がりをアピールした。4回から2番手で登板。その回、栗山に真っすぐを右越えに運ばれる適時打を浴びたが、3回を2安打1失点にまとめた。「ムダな四球がなかったし、ストライクも取れたんでまあまあですかね」。5、6回は3人ずつて仕留める安定した内容。雨天中止となった6日からのスライドを難なくこなした。

 ただし満足はしていない。「全体的にストライクが集まりすぎたし、ボールの精度はまだまだ。(昨年も)特に初回に点を取られることが多かったし、そこを修正していかないと」。この日も最初の登板イニングで失点したことに不満は残ったようだ。昨年13勝を挙げ、真価が問われる10年。「やるべきことをしっかりやれば結果はついてくると思う」と手ごたえはつかんでいる。

 [2010年3月8日11時45分

 紙面から]ソーシャルブックマーク