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大隣「6回の壁」昨年も鬼門球数多すぎる

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2回に2点を喫した大隣は肩を落としてベンチに戻る(撮影・藤尾明華)
2回に2点を喫した大隣は肩を落としてベンチに戻る(撮影・藤尾明華)

<ソフトバンク5-7巨人>◇7日◇福岡ヤフードーム

 大隣憲司投手(25)は握った左手で、自分の丸刈り頭をコツンとたたいた。6回2死二塁から巨人阿部に適時二塁打を許した直後のマウンド。予定の7回を前に球数が99球に達して降板を告げられた。「なんとか6回は投げきりたかった。もったいない球が多かった」。5回2/3を7安打4失点。反省しきりだった。

 課題の「6回の壁」を打ち破れなかった。2回に4連打を浴びて2失点。以降は立ち直ったが、6回に再び失点した。昨季は先発した21試合の平均投球回が5・87イニング。この日は「7回100球」がメドだったが、6回をもたずに降板となった。

 原因は球数の多さにある。前回2月28日の韓国ロッテ戦は4回無失点ながら72球を要した。対外試合2試合の計9回2/3で171球。1イニング平均17・68球を要している。前日6日に5回57球のエコ投球を見せた杉内とは対照的だった。高山投手コーチは「球数が多かったね。思い切って腕が振れてなかった」と指摘。ムダを削減し、効率のいい投球を求めた。

 杉内、和田、ホールトンとの「無失点リレー」も途切れた。対外試合で4人は無失点を継続していたが、25イニング目で大隣がついに失点した。昨季も8勝を挙げた一方で10敗を喫し、防御率も4・59にとどまるなど、3人に比べると見劣りする。逆に4番手の大隣が安定すれば、チームの飛躍につながる。秋山監督は「球自体は悪くないから、しっかり調整してほしい」と復調に期待した。

 大隣自身も課題は自覚している。シーズン開幕まで残る実戦は14日の広島戦(マツダ)だけ。登板は5回前後の予定で「球数を意識してやらないと。5回70~80球のペースでいきたい」と自分にノルマを課した。リミットはあと2週間。Vのカギを握る左腕は、反省を生かして“宿題”に取りかかる。【太田尚樹】

 [2010年3月8日13時20分 紙面から]


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大隣憲司

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