志願のハイペース調整!

 阪神藤川球児投手(29)が、9日の日本ハム戦(京セラドーム)でオープン戦2度目の登板を迎える。守護神は例年より早いペースで中1日登板を首脳陣に直訴。シーズンさながらに試合を重ねて開幕戦に向かう。昨春はWBC出場のためにチームでのオープン戦登板は1試合のみ。春先に不調に陥った失敗を繰り返さないためにもどんどんマウンドに立つ。

 球児がゆく。オープン戦のマウンドにどんどんいく。9日の日本ハム戦から中1日の登板間隔で11日オリックス戦、13日横浜戦。地元関西での6連戦で3試合の登板を予定。まるでシーズン中のようなハイペースになるが、本人が「ちょっと(間隔を)つめて放りたい」と首脳陣に希望した。山口投手コーチは「明日(9日)から1日おきぐらいで(登板を)考えている」と見通しを示した。

 守護神の開幕ダッシュに向けた準備だ。真弓監督は5日「開幕ダッシュすると言っているから、全試合勝つくらいの気持ちでいかないと」と強気に開幕9連勝を掲げた。うまく運べば、試合を締める守護神の登場も多くなる。

 藤川は開幕ダッシュについて「いつも通りやるだけです。リズムよくいければいいですけどね」と話した。ただ異例の中1日調整は、3・26開幕即フル回転に向けたリハーサルだ。山口投手コーチは「クローザーは勝ちゲームしか出ない。勝ちゲームに関して、逃げ切りたい時には連投もある。それが仕事やから」と口にした。

 1年前が反省だ。昨春は日本代表としてWBCに出場。世界一連覇に貢献したが、シーズンに向けたオープン戦登板は3月29日オリックス戦のみ。開幕後は波に乗れないチームにあって、4月の出番は調整登板1試合を含めた5試合だけだった。5月2日巨人戦で黒星を喫し、翌3日に右ひじ痛で約3年ぶりに登録抹消。昨春の二の舞いを演じないためにも、じっくり実戦登板を重ねる。

 07年8月30日広島戦から9月9日巨人戦までは衝撃の「10連投」でチームの10連勝を導いた。今季の初登板となった2月28日オリックス戦は、地元高知での凱旋(がいせん)の意味合いが強かった。開幕まであと半月、守護神がバリバリの本気モードにシフトする。

 [2010年3月9日10時45分

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