開幕連敗地獄から脱出した楽天が、強気の内角攻めで、好調ロッテに立ち向かう。30日からの千葉3連戦に向け、永井怜投手(25)と青山浩二投手(26)が29日、Kスタ宮城で調整した。30日先発の永井は66球のブルペン投球。「テギュン(金泰均)対策はあるので。言えませんけど」と、余裕の表情。「前回(22日オリックス戦)は内角を突ききれなかった。しっかり突いて行きたい」。31日先発予定の青山は「テギュンはポイントになるでしょう。弱点はあると思う」と話した。

 「昨日はよく眠れた。夜は妻とピザを食べながら広島戦をテレビ観戦したよ」と1勝の余韻にひたるブラウン監督だったが、ロッテ対策の質問には表情を引き締めた。「楽に打席に立たせないこと。恐れずに内角を攻めるんだ」。ウイークポイントを突いて、金をスランプに引きずり込む構えだ。【金子航】

 [2010年3月30日8時45分

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