野村カープは「秘策」で勝負じゃ!!

 広島は30日の本拠地開幕・阪神戦(マツダ)に備えてマウンドの改良を行ったことが29日、分かった。投手陣の要望もあり、オープン戦終了後に工事を実施。プレートの後方に土を入れ、昨季よりも平らな部分の面積を増やした。

 山内泰幸投手コーチ(37)は「角度を感じなかったからね。投げ下ろすというか。ビュッと行くよ」と説明。昨季終了後、雨などで土が流れたため、プレート後方が傾斜になっていた。オープン戦では投球で始動の際に体が傾くデメリットもあり、平らにして土台を整えた格好だ。

 猛虎打線に立ち向かう準備は整った。21日のオープン戦阪神戦では4被弾。開幕後も、強打を見せつけており、長打を避けるためにも最善の準備を行う。30日に先陣を切る先発は左腕の青木高広投手(28)だ。「低めにしっかり集めて、緩急で攻めていきたい」と意気込みは十分。26日からの開幕カード中日戦は1勝2敗だった。進撃に向けての“足固め”といきたい。【酒井俊作】

 [2010年3月30日10時9分

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