広島の新外国人エリック・スタルツ投手(30=ドジャース)が、23日の巨人戦(東京ドーム)で先発する。ここまで2軍戦登板などで調整を続けていたが、満を持しての1軍デビューだ。前回の巨人3連戦(2~4日)では3タテを食らっているが、そのリベンジを託された鯉の新助っ人左腕が、いよいよベールを脱ぐ。
待望のメジャー左腕が、巨人相手にベールを脱ぐ。22日は阪神戦が中止となり、甲子園球場の室内練習場でキャッチボールや短距離ダッシュなどで調整。スタルツは「シーズンのスタートだし、楽しみにしている。もし仕事(先発)を任されれば、全力を尽くすよ」と言い切った。
7日に来日後、18日の2軍戦に登板、5回1失点と結果は残したが、実戦登板はこの1試合のみ。だが、先発投手陣の層が薄い現状を打破するためには、スタルツの力が必要だ。大野ヘッド兼投手コーチも「1試合しか投げていないし、我々もずっと見てきたわけじゃないが、四球で崩れるようなタイプじゃない。まずは自分の投球をしてほしいね」と期待する。
スタルツは、巨人戦のビデオを「まだ見ていない」というが、テレビ中継でチェックし、巨人打線のイメージはつかんだ。対策も頭にある。「パワーのある打者、打点を稼ぐ打者など、素晴らしい選手が多いのは分かっている。そういう打者の前に走者を置かないことが重要だ。自分の強みを出していけば、いい投球ができると思う」。チームが前回3連敗を喫した巨人の強力打線を相手にしても、臆(おく)することはない。
自信の源は、体調も肩の状態も順調に来ており、またチームのムードが上り調子なのを感じ取っているからだ。12日からチームに合流し、目の前で3度のサヨナラ劇を目撃した。「チームの、最後まで決してあきらめない姿勢がサヨナラ勝ちを呼んだと思う。みんないい雰囲気でプレーしている」と言葉に力を込めた。最速148キロのストレートに、チェンジアップ、カーブなどを駆使。ドジャース時代に同僚だった元広島の黒田が「彼なら日本で通用する」と太鼓判を押した男が、V3王者巨人に立ち向かう。【高垣誠】
[2010年4月23日12時52分
紙面から]ソーシャルブックマーク



