併殺の完成を見届け、ガッツポーズをつくった。西武藤田太陽投手(31)が粘るオリックスにとどめを刺す“火消し”を見せた。2点リードの8回無死一、二塁で登板。「(緊張で)昨日食べた串揚げが出そうだった」と笑ったが、投球は圧巻だった。ラロッカにスライダーを振らせて三振、続くT-岡田は直球で二ゴロ併殺。開幕から10試合に登板して無失点と絶好調の右腕に、渡辺監督も「最悪の形でバトンタッチしたけどね。大きかった」と目を細めた。

 昨季途中から西武に加入した藤田だが、遠征先の福岡で投手陣の決起集会を開くなど、中心的存在になりつつある。その自覚ゆえ、体のケアにも余念がない。この6連戦に出発する前には酸素カプセルで疲労回復。この日の試合後は、神戸の治療院に向かった。「いいところで使ってもらって、監督に感謝しています。でもまだ始まったばかり。信頼とか信用は1球でなくしてしまうから」。不動のセットアッパーに慢心の2文字はない。

 [2010年4月25日8時33分

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