<ソフトバンク2-4ロッテ>◇2日◇福岡ヤフードーム
不運の左腕だ。ソフトバンク大隣憲司投手(25)が、また勝ち星に見放された。今季7度目の先発となったロッテ戦。8回7安打4失点と粘ったが、打線の援護に恵まれず今季4敗目。「勝ちは意識せず、内容にこだわりたい」と話していたが、試合後は元気がなかった。
137球が報われなかった。味方の反撃を信じて登った8回表のマウンド。1死から4番金泰均に右犠飛を打たれ4点目を奪われた。続く大松を141キロの外角直球で空振り三振に切ったのは、意地だった。
勝利の女神は、ほほ笑まなかった。「(大隣は)悪くないなあ。悪くないけどうまいことかみ合わせがね」と秋山監督。大隣が前回登板した4月25日以来の黒星に、浮かない表情だ。
36試合を消化し、チームの平均得点は4・81。だが大隣が先発した7試合は1・85にとどまる。リーグ5位の防御率2・80を誇る大隣でも、理論上は勝てない計算だ。開幕からローテーションを守る4本柱の防御率は、杉内3・20(6勝)和田3・63(4勝)ホールトン6・12(3勝)。大隣の不運は際立っている。
首脳陣は試合後、交流戦まで登板機会のない大隣の出場選手登録を抹消することを決めた。「彼が悪いというわけじゃない。交流戦を見据えて?
そういうことです」と高山投手コーチ。大隣はセ・リーグ相手に出直す。【倉成孝史】
[2010年5月3日11時25分
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