中日井端弘和内野手(34)が5日、出場選手登録を抹消された。1日の広島戦(マツダ)で死球を受けた左脇腹の状態が悪化したと思われる。6日に精密検査を受ける予定で、最悪の場合、長期離脱の可能性もある。井端の登録抹消は右ひざ靱帯(じんたい)を損傷した08年8月30日以来、2年ぶりとなった。

 井端は4日のフリー打撃を途中で中止し、試合直前のシートノックの際に自ら欠場を申し出た。スタメン表交換後だったため、1回表の守備で西川と交代した。試合中に球場から出てきた際には「無理です。ちょっとこの状態では…」と話した。この日はナゴヤ球場、ナゴヤドームに姿を見せず自宅で療養したようだ。

 関係者の話を総合すると6日の精密検査の結果、打撲であれば最短10日での再登録も可能。だが、骨折、肉離れ、軟骨損傷などの診断が出た場合は1カ月以上の戦列離脱を強いられそうだ。

 辻総合コーチは「今日は痛いと言うから(自宅で)安静にしていたんじゃないの。明日、病院に行くんじゃないかな。詳しいことは明日になってみないと分からない」と話した。

 [2010年5月6日10時10分

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