ソフトバンク杉内俊哉投手(29)が自身の持つパ・リーグ投手最多の月間MVP受賞回数を「7」に更新した。12日、3・4月度の日本生命月間MVPが発表され、杉内が昨年6月度以来の獲得を果たした。7試合に登板し、リーグトップの6勝(1敗)を挙げた。だが、防御率は3・20。「内容はよくなかったが、野手に助けられた。感謝しています」と打線の援護に感謝した。

 強力なライバルの存在が、杉内の快投の源でもある。72奪三振、勝率8割5分7厘もリーグトップ。「追い込んだらいつも三振を狙っている。ダルビッシュが三振が多いので、少しは意識あるかな」。もっとも、責任感の強さも粘りの投球には欠かせない。「よくても悪くてもマウンドに上がれば仕事を果たさないといけない。先月はそれを出せた」と胸を張った。

 今回の受賞で、投手としてはリーグ史上2人目の4年連続受賞。また、野手部門では川崎が獲得し、ホークスの投手・野手同月受賞は、05年9月度(新垣、松中)以来、5年ぶり6度目。杉内は「ムネもよく打ってくれた。毎月ホークスから月間MVPをとれるようにしたい」と共闘を呼びかけていた。

 [2010年5月13日10時56分

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