<ソフトバンク3-4ヤクルト>◇1日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンク小久保裕紀内野手(38)が長期離脱の危機に陥った。1日、ヤクルト3回戦(福岡ヤフードーム)で5試合ぶりに試合復帰したが、バットスイングで左肩を痛め、途中交代。試合後に首脳陣と話し合った結果、2日に出場選手登録を抹消されることになった。この1カ間、筋力トレーニングなども控えていたため、戦列復帰には1カ月以上はかかるとみられる。最悪、復帰が後半戦にずれ込む可能性も出てきた。
戦列復帰を果たした試合後、小久保抹消が決まった。異変は2回裏の1打席目に起きた。カウント0-1から2球目をファウルした際、左肩に激痛が走った。首痛から復帰した直後、新たな故障に小久保が見舞われた。2打席を終えた時点で、自ら首脳陣に交代を打診し、途中交代。試合後、球場を離れるとき、自らの口で決断を公表した。
小久保
抹消になる。(首を)かばいながらやっていたので、元気だった左肩の筋肉も痛めてしまった。
本人が話したように、今回の負傷は左肩だが、発端は首痛にある。5月上旬に背中側、首付け根部分を痛めた。力が入らず、筋力トレも1カ月近く控えたほど。それでも、責任感の強さから、戦列に立ち続けた。だが、5月26日の試合前練習中に首痛が悪化。その後、4試合欠場する間、1日5時間の治療を行うなど、懸命に早期復帰の道を探った。首痛を和らげようと、周囲の筋肉をほぐして緩めた結果、スイングした際、バットに振られる格好となり左肩を痛めてしまった。
長期離脱が濃厚だ。今後については未定。2日以降、3日間は安静につとめる方向だが、小久保自身「今はバットが振れない状態。もう1度、筋肉をつくり直さないといけない」と覚悟を口にした。10日間の抹消期間明けの最短復帰は絶望的。リハビリメニューや治療方針なども決まっていないため、最悪のケースは復帰が後半戦にずれ込む形となる。
主将としてもけん引してきただけに、チームは大きな核を失うことになる。秋山監督は「繰り返しているからな。治療?
治療じゃない。調整。ここのところよくなかったからな。そこまで長引かないだろう」と、早期復帰に望みを託した。救いは、前日5月31日に福岡市内で精密検査を受けた結果、首に関してはヘルニアでないことが確認されていること。「これ以上ないくらい(ケアを)やってきたから、悔いはない。次に戻ってきたときは、10月までバリバリ働きたい」と小久保。チーム最年長で、先頭を走り続けた小久保が、窮地に立たされた。
[2010年6月2日11時44分
紙面から]ソーシャルブックマーク



